自分を大切に生きる

早起きが苦手です。
…なのに朝が早いんですよ、倫理法人会は。
道徳的な話しを中心に朝早くから学んで、いい一日を、いい人生を送りましょう。という集会です。

眠い目をこすりながら出席したのは、どうしても聞きたい話しがあったから。
中村舞さんは、一度お会いしただけで私の心を奪っていった人です。

初めて会った時の舞さんの印象はとにかく大きい、でした。
小柄なのに、大きい。心が。

勝手に運命を感じて、会いに行ってきました。

【自分を大切に。素直に】
全く勝手がわからないまま始まった倫理法人会。
雰囲気が掴めてきたあたりで、舞さんの話しが始まりました。
立って講話されるのが通例のようですが、数日前から体調を崩していた舞さん。
申し訳ないと詫びながら、中央に用意された椅子に座ります。

テーマは「明るく素直に愛を持って生きる」

という、朗らかな表題と、語る彼女の笑顔とは裏腹に、半生は壮絶なものでした。

19歳の時、家族がいなくなった舞さんは、「自分の人生は自分がつくっている」ことに気が付きます。

自分を責め、周りを責め、負の感情の底にいた彼女。

人生はこれから作れる。

私の人生なのだから、恨み辛みを手放して受け入れよう。

徹底的に自分と向き合ったそうです。


ダメな自分でいい。頑張る自分でなくていい。ジャッジしないでいい。ありのまま自分・どんな自分も受け入れよう。


結果、彼女が手に入れたものは、楽しく生きること。そのためにはまず自分が楽しむこと。『自分を大切に、素直に生きよう。それが天国の家族が一番喜んでくれること。笑顔で最高の人生だったよと言える自分でいよう。』

そこで話は終わりました。


【自分を大切にする、と自分勝手は違う】

講話が終わり、帰りがけ、まだフラフラだろうに立って見送ってくれる舞さん。いや、だから座っていなさいって!年下ですが怒ってしまいそうになりました。


自分を大切にするなら、素直なら、

座っているでしょう。具合が悪い顔をするでしょう。いや、そもそも今日休むでしょう。

ですが彼女は終始笑顔で、それも作り笑いではなくて、心からの笑顔で見送ってくれます。

みんな、来てくれてありがとう。聞いてくれて嬉しかった。


講和の中であれほど「自分を大切に、素直に生きる」と言っていた彼女。

その彼女が、自分の体調を脇に置いて、目の前の方に一生懸命!


私は、間違っていました。

「自分を大切に」

どこか、自分勝手というか、ジャイアン的というか…。ネガティブで自分勝手のようなものだと思っていました。


でも、舞さんの話を聞いて、彼女の素振りを見ていると…。

自分が大切で輝いていられるのは周りのおかげ。だから人を大切にする。

自分が大切、だからこそ、感謝する。

言葉以上に、彼女の姿勢から学ばせてもらいました。


あぁ、だから舞さんの周りには人が集まってくるのね。


【出会った人を全て…】

この日の倫理法人会は初参加の人がとても多かったそうです。

舞さんに運命を感じていたのは、私だけではなかったようです。


人を大切にする彼女は、出会ったすべての人を運命の人に変えてしまう。

それは彼女のあり方そのものでした。



「自分の人生は自分が作っている」



人はみなストーリーを綴ってる

自分の伝えたい事、きちんと言葉にならなくて、伝わらなくてモヤモヤした経験はありませんか? ライターの私が一番得意とする事は、言葉にしきれなき深い想いや、記憶の中に埋まっている宝物を聞く事です。 丁寧に聞かせていただくことで、あなたの深い想いを掘り起こし、文字としてお伝えするお手伝いをしています。 このブログでは、お話しを聞かせていただいたことや日々の気づきを中心に書いています。

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