こだわり

キノコ類が好きです。
スーパーに行くとついつい手が伸びてしまいます。

写真のキノコはご存知しいたけ。

札幌にある「かけはし」というお店の看板メニューです。
このお店は私が所属しているコミュニティでよく使うのですが、宴会のお店がここだとわかると、このしいたけが出てくる!!と分かっているので心が踊ります。

【口うるさい店】
あ、書いちゃった!
でも、本当に口うるさいのっ!!

しいたけの置く位置とか焼き方とか、事細かに説明を受けます。
食べ方も最初は風味を味わって欲しいから何もつけるなっ!!と。
食べ方も注意を受けます(笑)

焼いている最中、頃合いを見計らって店員さんが見に来ます。
「あ、それ、回転させて下さい。その横のはもうちょっと待って」

あ〜うるさい!!
とは誰も思わない。だって、お店の人が言った通り焼いたら、最高に美味しいしいたけが食べられるって分かっているから。
みんな真剣にしいたけを見つめますよ、飲み会の最中なのに!

【口うるさいのは愛情】
水蒸気が出て来たら食べごろです。
パクっ

あ〜、美味しい!!!
書いていてもあの美味しさが蘇るぅ〜〜(о´∀`о)

肉厚のしいたけだから。だけでは説明つかない美味しさ。
あんなに口うるさく、言われた通りにしたかいがあった!
店員さんの言った通りでした。

口うるさいのは、しいたけがこだわりだから。
それが分かっているから、ついつい従ってしまうのですよね〜。

お客様に最高の状態で食べて欲しい。
その愛情から口うるさかったわけです。

【誰のためなのか】
こだわりって、人にぶつけてはいけないものだと思っていました、私。
口うるさいのは嫌われるって思ってました、私。

でも、かけはしさんは大好きなんです。

何回かお邪魔していますが、しいたけの説明が始まると、「またかい!」と嫌な思いはしない。よしよし、きたきた。とにやけてしまう。


お店が焼いてもしいたけ。
お客が焼いてもしいたけ。


口うるさくして、嫌われると思ったらお店側が焼けばいい訳です。
でも、それだと、お店的に1番美味しいタイミングで食べてもらえない!

こだわりのしいたけだから、お客さんに喜んでもらいたい。

その気持ちが伝わってくるから、
こちらも答えたいと思ってしまう。

嫌われてもいいから、これがあなたの為になる!と思って、本当に相手のために押し通せる「こだわり」。
私にはそこまでの強い思いがあるだろうか…?



かけはしさんは、
お客さんのために!を1番に考えてくれるとっても素敵なお店です。
是非一度足を運んで下さい!


人はみなストーリーを綴ってる

自分の伝えたい事、きちんと言葉にならなくて、伝わらなくてモヤモヤした経験はありませんか? ライターの私が一番得意とする事は、言葉にしきれなき深い想いや、記憶の中に埋まっている宝物を聞く事です。 丁寧に聞かせていただくことで、あなたの深い想いを掘り起こし、文字としてお伝えするお手伝いをしています。 このブログでは、お話しを聞かせていただいたことや日々の気づきを中心に書いています。

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