バルスを唱えたわたし。
バルスという名前のお店に行きました。
バルス。
知る人ぞ知る、あの魔法と同じ言葉ですね。
私は名作揃いのジブリアニメの中で一番ラピュタが好きなので、ついつい反応。
お店の由来になっているかは聞きませんでしたが、とても美味しいお店でした。
ラピュタの物語は、終盤で主人公が全てを滅ぼす呪文・バルスを唱えます。
それは、彼女の家が歴代守ってきた女王の座を手放すことであり、自分の国を滅ぼす言葉でした。
全てを失った後の清々しい主人公の顔。
滅びの魔法であるバルスを唱えて、主人公が手に入れたものは自由だったのかもしれません。
会社に出社しなくなって一ヶ月が過ぎました。
想像以上に堕落した生活を送りつつ、感じるのは不自由な自由さ。
不自由に感じるのは、まだ新しい世界に馴染んでいないからです。
改めて思います。
退職届けとは、私にとってバルスだったのだと。
ラピュタでは、王女では無くなった主人公のその後は描かれてはいません。
その後は自分で綴りなさい、ということでしょうか?
新しい場所で、爽やかな風を感じ始めたこの頃。皆様にもいい風が吹きますように。
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