幸福駅から幸福へ。
北海道には「幸福駅」という名の駅がありました。
なぜ過去形かというと、30年以上前に廃線になってしまった路線にあったからです。
ですが、駅名が縁起がいいことから、今も観光スポットととして、十勝の広大な自然の中に建っています。
名物行為は、駅舎の外にある出店でピンクの幸福行きの切符を買って、お願い事をして駅舎に貼り付けることのようです。
ですので、駅舎の中はご覧の通り。真っピンク。
恋愛祈願から、子宝祈願、合格祈願、家族の健康…。
皆さま、幸福の意味が様々です(*´∇`*)
私は書きませんでしたが、もしやるならどんな事を書いたかなぁ〜〜。
恋愛や仕事。その辺りでしょう。
ここを案内してくれた友人は新婚さん。
長い時間、車を運転してくれました。
その車内で、どうなの、最近の恋愛事情は??
と女子トークが開始に!
話しをしていて、そこで気がつきました。
今までの私は相手に「何かを求めていた」のだなぁ、と。
尊敬できる人であって欲しいですが、
相手に何かの行動を期待するのは御門違いだなぁって。
お金を稼いで欲しい。料理を作って欲しい。優しい人でいて欲しい。掃除をして欲しい。楽しくしてほしい。オシャレでいて欲しい。
キリがないですが、期待通りに動いてくれたから「好き」ではなくて。
自分の想い通りに行動するから「尊敬」でもなくて。
いてくれることが幸せ。
もし、万が一私のために何かをしてくれたらもっと幸せ。
存在そのものを好きになれたら、もうそれは幸福なのかもしれません。
そんな事を考えながら十勝を後にしました。
この駅は幸福駅。
すでに幸福な人がさらに幸福になるために、
幸福行きの切符を買って、お願い事をする駅です。
あ。片道切符ね。
幸福になるためには、まず、今自分が幸福である事を自覚する必要があるようです。
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