で、神様には近づけたのかい?
メリークリスマス!!
クリスマスと言えば、いわずと知れたキリスト教の行事ですね。
私の父方の家はお寺とのつながりがとても強く、物心がついた頃にはお寺は落ち着く、大好きな場所でした。お線香の香りも、金ぴかのお釈迦様も私にはとても身近な存在だったのです。
母は家から一番近くにあった幼稚園に私の兄を入れました。そこがたまたまキリスト系の幼稚園で、とてもよかったらしく、私もキリスト系の幼稚園に行きました。
と言っても、転勤のおかげで住む町が変わってしまったので、私は兄とは違う幼稚園に通います。そこは礼拝堂が付いていて、園の中をシスターが歩き、神父様がいる、さらにキリスト色が強い幼稚園でした。
そんな訳で、私は宗教に対してのアレルギーは少ない方だと思っています。
どの宗教も素晴らしいし、どれもあっていい。
でも、私は神様がいるかと聞かれれば、わからないと答えるでしょう。見たことがないし、知らないし
私が苦しくて、「神様助けて」と言っても、現れてはくれませんでしたし。
前置きが長くなりましたが、先日読んだ生死感の本がとても感慨深かかったです。
インドの方が臨死体験をした本でした。
彼女はヒンドゥー教とキリスト教の両方の文化がある青年期を過ごします。
二つの宗教の狭間で苦しんだ彼女が臨死体験をした時に『神は存在ではなくて、存在のあり方なのだ。』と悟ったそうです。
この言葉を読んだときに私は心に急に染み込んでくる何かを感じました。
それは感謝でした。
私が苦しかった時に神様は姿を見せてはくれませんでした。
でも、頑張って前を向いたとき、
救いの手を伸ばしてくれた人、優しい言葉をかけてくれた人、私の幸せを信じてくれた人はいました。
とても感謝しています。
その相手が、神様なのだと、気が付きました。
森羅万象の神様になりたいとは思いませんが、
誰か、一人でもいいから
『私にとってあなたは神様のような存在だよ』と言ってもらえれば
これほど最高の褒め言葉はないのではないかと
そう思いましたし、そう言われる存在になりたいと思いました。
メリークリスマス!
私の周りに沢山いる神様たちに
あなたの周りにいる沢山の神様たちに
そして、あなたに。
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